<野党への批判>支持率低すぎぃ
立憲民主党の支持率が相変わらず低い。NHKでは4.5%、時事通信では3.5%という低さである。世論調査は約1000人ほどしか実際に答えていないため、「世論」となるのかは難しいところではあるが複数のメディアで数値が似ているのであれば信憑性は高い。どうしてかくも支持率が低いのか。
<与党と差別化ができない立憲>
NHKの世論調査を見ると、自民党を支持する理由として「他の党より良さそうだから」が41%を占めている。すなわち自民党以外に魅力は全く感じないのである。立憲民主党には多くの不安要素(二重国籍、生コンなどなど)を抱えているが、Twitterなどで相当書かれているため、違う切り口として今回は自民党と差別化できないと言う点で批判をしていく。
<差別化できない点①>
2020年の自民党総裁選では、安倍元首相が任期途中で辞任したために両院議員総会で選出されることとなった。これは自民党員全員の意向が反映されないため不平等に思われる。しかし、自民党の決まりであるため仕方がない。問題は合流新党(のちの立憲民主党)で行われた総裁選である。こちらの総裁選では国会議員のみの投票で決められてしまった。そのため地方にいる党員の意向が反映されることはまずない。そのような規則もないのである。与党ではないため総裁選の準備をする時間もあったはずだがないがしろにされてしまったのである。自民党との差別化を図るためであるならば党員全員(欲を言えば支持者も)による選挙にするべきだった。
自民党総裁選 投票の仕組みは | 注目記事 | NHK政治マガジン
<差別化できない点②>
コロナ禍にもかかわらず会食を行った自民党員が相次いでいる。これはこれで大問題だが、今回は立憲に焦点を当てる。立憲民主党は自民党のイメージダウンを図って連日批判しているがその資格はあるのか。
というのも2020年末、立憲民主党の羽田議員が肺炎で急死したと報道された。彼は立憲の中でも靖国神社への参拝を行っていたという点でも話題になった。そんな彼を追悼するという目的で立憲民主党の柚木道義が会食を行った。大体会食の写真を追悼として用いること自体違和感を持つ。ただ、会食を行う自体は自民党、公明党なども行っていることに変わりはない。問題はこの後の処理である。会食で、自民党松本純前国対委員長代理ら離党、公明党遠山清彦衆院議員は辞職をする中、立憲の柚木道義議員は党に残り続けている。自民党などとの差別化を図るのであれば、公明党と同じように辞職させるべきだ。
「兄貴」と慕う上下関係が裏目に 深夜会食で離党の自民3氏 - 産経ニュース
結局のところ立憲は与党とやってることが変わらないためいつまでも支持率が上がらないのである。野党第一政党としてもう少し自覚を持って与党と対峙していただきたい。(西園寺康平)