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"Fear Criticize Praise News"

<与野党への批判>拉致問題

 北朝鮮による日本人拉致が行われてから50年余りが経過しようとしている。日本はこれまでに北朝鮮との会談を繰り返し、2002年10月には5人の被害者の帰国に成功した。しかし、いまだ拉致され続けている被害者は大勢いる。そんな中、先日ある立憲民主党の議員から驚きの発言があった。今回は北朝鮮による拉致問題について与野党への批判を踏まえてまとめていく。

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<野党への批判>

 立憲民主党生方幸夫衆議院議員は市民との対話集会の中で、「拉致被害者はもう生きている人はいない」などという発言をした。極めて不適切な発言と言わざるを得ない。生方議員はTwitter上で発言を撤回しているが、撤回すれば良いという問題では済まない。普段からそう言った考え方をしていなければ出てこない発言である。

 また、タイミングも最悪である。選挙のことを考えることはあまり適切ではないが、衆院選が今月末に迫っている中でのこの発言である。自民党総裁選により影響力が低下していた立憲民主党だが、今回の発言で更なる支持率低下は避けられない。即刻立憲民主党から除名すべきだ。立憲民主党の身内への甘さを叩き直す良い機会である。

www3.nhk.or.jp

 

<与党への批判>

 今回の発言の件とは直接関係がないものの、与党にも責任がある。拉致問題の解決をしようとする施策が全く見られないことである。悪夢の民主党時代を除き、自民党が長らく政府を担ってきた。先ほどあげたように、2001年10月の5名の拉致被害者奪還に成功し、2014年5月にはスウェーデンストックホルム北朝鮮は特定失踪者の包括的、全面調査を行うと約束した。しかし、それ以降目立った進展は見られない。これは与党の責任である。拉致被害者の親族の多くは高齢化している。政府は「1日も早い解決を」と述べるがそのための努力はしているのだろうか。多くの自民党議員は拉致被害者奪還を示すブルーリボンを着用しているが、形だけになってはいないだろうか。生方議員の発言が現実化しないよう注力すべきである。

www.nhk.or.jp

 

<まとめ>

 今回の生方議員の発言は到底許されるものではない。立憲民主党は即刻除名処分にするべきだろう。これ以上党の評価は下げることが出来ないのであるから。また、自民党拉致問題解決に向けて注力すべきである。このような発言が出るのも、半ば政府の施策に諦められているのである。時間はない。(西園寺康平)

 

<前回の記事>

<立憲の不祥事>