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<与党への批判>フランス大統領の日本訪問見送りの真意は?

 安倍元首相が暗殺されて49日が経過した。その悲劇の死から明らかとなったのは多くの国会議員と旧統一教会との繋がりであった。来月末には国葬儀も予定されている。その国葬儀では外国から要人が訪れる。フランスのマクロン大統領もその1人であったが、来日を見送った。今回は、与党への批判を踏まえながらマクロン大統領の来日見送りの真意をまとめる。

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 今回見送る理由としてフランスの内政のためとした。しかし、安倍元首相とも親しい関係にあり、ウクライナや台湾情勢、核に関する問題など直接対話すべき内容は多々ある。世界各国の要人が訪れる予定の中で突然の見送りを決めたのである。

 

<反セクト法>

 フランスには、セクトと分類された団体の違法かつ悪質な活動(カルト活動など)に一定の規制をかけるための法律である反セクト法が存在する。その中には当然統一教会も含まれる。日本国内で多くの国会議員と統一教会との繋がりが明らかになっていることはフランスの大使館にも知られているだろう。その大使館を通じてフランス本国にも今回の統一教会の問題が知られている可能性があるのである。

 

<与党への批判>

 フランスが反セクト法を制定したのは2001年である。対する日本はどうか。2022年にもなって国会議員がカルト集団と親密な関係にあるのである。与党である自民党に関しては内閣を構成する多くの議員が旧統一教会と関係がある。これは異常事態である。この状況を放置してきたのは長期政権を担ってきた安倍元首相ではないか。与党は早急にカルト集団を摘発する法律の制定を。

 

<まとめ>

 マクロン大統領が国葬儀参加を見送った理由が旧統一教会かどうかは定かではない。ただ、日本がカルト集団に対してどれだけ甘い対応をしてきたかがよくわかる。与党は対応が急がれる。(西園寺康平)