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<野党への批判と称賛>すが総理辞任

 2021年自民党総裁選において、すが総理が出馬しない意向を示した。事実上、すが氏は総理を辞任することとなった。すが総理辞任に関して、与野党で対応に迫られている。今回は、立憲民主党の対応について批判と称賛を踏まえてまとめる。

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<称賛>

 すが総理が自民党総裁選に立候補しないことが決まった時、立憲民主党の枝野代表は「政権を運営する資格ない」と痛烈に批判した。この批判は効果的である。与党の総裁選が行われると注目が与党に集まってしまい、野党の存在感が薄くなってしまう。秋には衆議院選挙が待っている中で、立憲民主党の存在感を示す必要があった。その点では今回の批判は効果があった。

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<批判>

 立憲民主党を含む野党4党は今年の初夏に内閣不信任決議案を提出している。そのような案を出しているにもかかわらず、すが総理の事実上の辞任に対して「政権を運営する資格ない」と批判しているのである。立憲民主党としては政権交代を目標としているため自民党のイメージダウンを図ることは理解できるが、発言と行動に矛盾が生じてしている。

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<まとめ>

 枝野代表による自民党への批判は良くも悪くも立憲民主党の存在感を示すことができただろう。ただ、その発言と行動が一致していないため支持を得られない可能性がある。自民党への発言は必要だったが、文言をもう少し考える必要があっただろう。(西園寺康平)